鼻呼吸で感染予防!
生きていく上で大切な、呼吸について。
1日 2万~3万回。
この呼吸方法には、体が元気になる呼吸方法と、病気になりやすい呼吸方法があります。
今この時期だからこそ、ぜひ知ってもらいたいです。
感染予防に新しい生活様式
Table of Contents
コロナウィルスの感染予防に新しい生活様式。
今までの生活様式と、色々な事が変わってきました。
感染対策として欠かすことの出来ない存在になったマスク。
そのマスクが、こんなことを引き起しやすいのです。
まずは、こちらの4コマ漫画をご覧ください。
マスクをすると、息苦しいため、知らず知らずにお口で呼吸すること、お口が開いたままになることが多いようです。
鼻は天然のマスクです。
かなり高性能の空気清浄機。
体に本来備わっているこの機能を、ぜひつかって元気な体を!
鼻呼吸の効果
①ウィルスの侵入を防ぐ、フィルター効果
●鼻毛でウイルスや大きめのほこりはブロックされます。
●粘膜からはネバネバした粘液(鼻水)が出てチリや細菌、ウイルスを絡めとります。
●鼻の奥にある上咽頭は、体内に侵入してきたウィルスと真っ先に戦うための免疫細胞が密集しています。細かい毛で覆われていて、そこに免疫の監視役として多数のリンパ球が入り込んでウィルスの侵入を防ぎます。
● 副鼻腔では常時、一酸化窒素が産生されています。一酸化窒素には殺菌作用があるため、気道を清潔に保ち、病原菌などから体を守ってくれます。
②加温・加湿
どんなに乾いた冷たい空気を吸い込んでも、鼻の中に張り巡らされた毛細血管や、1日1リットル分泌される鼻水によって、喉の奥に来る頃には、体温近くまで温度が上昇します。また、湿度も80~85%に上昇します。このため、ウイルスにとって生存しにくい環境になります。
③ お口を潤し、殺菌作用
お口を閉じているので、唾液が分泌しやすくなります。唾液はお口を潤し殺菌作用もあるすぐれもの。口腔内が潤うとむし歯予防になります。いびき予防にも。
④ほうれい線、シワ予防
お口を閉じる筋肉を使うので、ほうれい線予防になります。
⑤脳の酸素量が増え、脳の活性化効果
わかりやすく、
鼻こきゅう戦隊マモルンジャーの漫画でご説明します。
鼻こきゅう戦隊マモルンジャー
4コマ漫画で書いてあるので、子どもから大人まで、わかりやすい!
和木町役場 地域包括支援センター 岩下めぐみさんが4コマにしてくださいました。
詳しい話は こちら
こちらの4コマ漫画コピーされたい方は、PDFを和木町のホームページで掲載しています。
https://www.town.waki.lg.jp/site/3tunoa/4773.html
鼻こきゅう戦隊マモルンジャーは体のここにいます。
口呼吸だと
こんなに高機能の鼻呼吸。
では、口呼吸だとどうなるのでしょう?
口呼吸だと、冷たく乾いた空気がお口から気管、さらには肺に入ることになります。
つまり、空気中にある小さなホコリ・チリ・細菌やウィルスなどを体にとりこんでしまうのです。
さらに、口呼吸で口の中が常に空気にさらされるため、唾液が蒸発して乾燥します。
すると、殺菌効果の強い唾液がなくなるために、虫歯や歯周病、口内炎など引き起してしまいます。
また、開きっぱなしのお口は筋肉が弱くなり、歯並びが悪くなったり、噛み合わせ不良までひきおこしやすいです。
先ほどの漫画「鼻こきゅう戦隊マモルンジャー」で例えてお話をすると、
口呼吸では、鼻こきゅう戦隊マモルンジャーが働かないので、
お口があいていると…ウィルスが入りたい放題なのです。
お口をがっちりガードで閉めることが出なくなった状態になります。
つまり、病気になりやすい体になるのです。
また口呼吸は、舌の位置も下がり、舌やお口の筋肉を使わないので、ほうれい線やシワにも…
赤が 鼻呼吸 青が 口呼吸 です
いつもお口を閉じて、舌は上あごにぴったりつけてくださいね。
最近、ポカンとお口が開いている子、お口をあけてくちゃくちゃご飯を食べている子も増えています。
ぜひ、お口・舌の筋肉を強くして、鼻呼吸を心がけましょう。
まとめ
鼻呼吸になる為に大切な事は、
①お口や舌の筋肉を使って、強くすること。
あいうべ体操や、お口を使った遊びなどがオススメです。
やり方のコツ
おおげさなくらい大きく口を動かす。
顔の筋肉を大きく動かしながら、ゆっくりおこなう。
①「あ~」 のどの奥がみえるくらい大きく口をあけます。
②「い~」 前歯が見えるくらい口を思い切り横に広げる。
③「う~」 口を前に突き出す。
④「べ~」 舌先をあごの先まで伸ばすように舌をだす。
1日30回
②いつもお口を閉じて、舌は上あごにぴったりつけること。
舌の位置はここ
③食べるときはお口を閉じよう
④鼻うがいして、いつも鼻をキレイに!
鼻うがいは、自分で鼻をかめることが大切な条件。
小学生から高齢者までできます。(鼻が上手にかめる子は5才くらいからでもOK)
乳児は1CC、幼児は3~5CC 生理食塩水をスポイトでたらすだけでもいいです。
鼻がつまったときに、オススメです。
するときの姿勢は、大人は前屈みで(頭を左右に傾けず)行います。
乳幼児のスポイトでたらす際は、こどもが安心する姿勢でOKです。
生理食塩水は、(塩分濃度1%)
水500mlのぬるま湯に、塩5g(小さじ1杯)で作ることが出来ます。
※塩分濃度0.9%でも大丈夫ですが、0.8%以下になると鼻がツーンとしやすいので要注意です。
市販の鼻うがいキットを使用すると、簡単です。(ちなみに私は、サイナス・リンスがお気に入りです)
⑤マウステーピングをして、夜もウィルスを入れない
こどもや高齢者は、自分ではがせることが条件です。→こどもは小学生以上が目安です。
普段は鼻で呼吸している、あるいは意識して口を閉じているという人も、夜寝ているときに口呼吸になっていることもあります。
朝起きたとき、口の中が乾燥していたり、のどがヒリヒリしたりしているひとは、口呼吸になっています。
やり方
医療用のサージカルテープを使用します。
幅指定はありませんが、12mm程度が貼りやすいです。
テープを5cmほどに切り、唇の中央に縦に貼って、そのままねるだけです。
ぜひしてみてくださいね。
さいごに
ぜひ多くの皆様に知って欲しい情報なのでこれらの情報を2枚のチラシにしました。
この資料はこのままコピーして使用可能です。(ただし、改変禁止です。)
シェア大歓迎です。
監修してくださいました、みらいクリニック院長 今井一彰先生、
4コマ漫画の制作、わかりやすい資料の制作をしてくださいました、和木町役場 地域包括支援センターの岩下めぐみさんに、心からお礼申し上げます。
みらいクリニックのホームページにも、色々な情報が書いてあります。
みらいクリニック ホームページ → https://mirai-iryou.com/
和木町では、「3つのあプロジェクト」として、鼻呼吸を推進しています。
あいうべ体操(鼻呼吸になるために)
あしゆび体操
あるく
和木町のホームページ → https://www.town.waki.lg.jp/
鼻呼吸で感染予防!!
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